活動報告

【高速道路・淀川左岸線二期事業を認可した国の責任】

[活動報告]2022/12/20 更新
 13日、高速道路・淀川左岸線二期事業を認可した国の責任について質問するため上京しました。中津リバーサイドコーポ環境を守る会の廣瀬さん、淀川河畔に公害道路はいらない福島区連絡会の高本さん、日本共産党大阪市会議員団の山中智子さん、長岡ゆりこさん、福島区市会候補の山田みのりさんも参加しました。
 淀川堤防と一体にトンネル方式で高速道路を建設する無謀な事業について、日本共産党は安全性、採算性、環境破壊の面から中止を求めてきました。
 この間工事現場では、土壌汚染の発覚や地盤改良工事の失敗による周辺家屋への被害が発生するなど、総工費は2957億円と当初予算の約3倍にも膨れ上がりました。国庫補助は全体の55%です。これまでも大阪市民だけでなく、国民全体の貴重な税金が投入されてきたのです。
 本事業は大阪・関西万博会場となる夢洲へのアクセス道路として、運用開始期間を2年短縮する指示が出されたものの、地盤改良の失敗で工事が頓挫。その計画は絶望的となりました。
 しかし、事業主体の大阪市は、諦めるどころか万博開催期間は堤防上に仮設道路を建設して客を輸送し、終了後にその道路を撤去するというではありませんか。国交省は「考慮外」と言い、数十億円の新たな負担は大阪府民に押しつけられることになりかねません。
 もう中止すべきです。事業を認可した国の責任を明確にさせました。(2022/12/16記)