活動報告

【腑に落ちる、道理ある説明を冷静に】

[活動報告]2020/10/26 更新

23日の午前は、商店街で買い物客やお店の人に大阪市の存続を訴えました。「私ら反対やがな。もう期日前行って来たわ。あと50枚くらい反対書いて入れたいわ」「お客さんに維新の人がおるから表向きは賛成言うててんけどな、もう反対入れて来た」などなど、〃大阪のおばちゃん〃方と楽しい対話になりました。

ある書店のレジに佇んでいた若い女性に「住民投票のビラです」と述べて手渡そうとすると、「賛成、反対、どっちのビラですか?」と問われ、「大阪市の廃止に反対しています」と伝えると、ようやくビラを受け取り、「私も反対です。維新が嫌いなんで」と。若井世代=維新支持という先入観は持たない方がいいと改めて思いました。

午後からは福島区のスーパー前等で訴えました。「めんどくさいことせんでええ。うちら年寄りはみんな反対や」と言われる方がおられました。

さて、これは自戒を込めて。上から目線の「反対」の押し付けではあきませんね。演説にも工夫と寄り添う気持ちが大切だと実感しています。迷っているひと、わからないひと、関心の薄いひとたちに、大事な住民投票に関する情報を、冷静に提供するという姿勢を心がけたいと思います。

夜は南森町交差点で二時間のロングラン宣伝。私のツイートでの案内を見て駆けつけてくださった方もおられ、たいへん勇気付けられました。ありがとうございました。

「5年前には賛成したけど、今回はネットなんかで色々調べて夫とともに反対に決めました」と話してくれるひとや、「自分の住んでいるマンションにビラを入れたいので少し多めにもらえますか」と声を掛けてくれるひとがおられ、たいへん励まされました。

相手との差はまだありますが、間違いなく追い上げていると思います。とことん対話を広げていきましょう。(2020/10/23記)

 

【大阪の台所・中央市場で対話】

[活動報告]2020/10/23 更新

22日は早朝から福島区野田にある、大阪市中央卸売市場に入りました。大阪市の公営企業として昭和6年に開業した歴史と伝統のある「大阪の台所」です。

仲卸のみなさんに「大阪市をよくする会」の丸分かりパンフや、商工新聞の見本紙をお届けして対話しました。

「大阪市が廃止されることを知らんかった」、「大阪都になると信じとったわ」という方々も含め、たくさんの対話ができました。中には「中央の魚を世界に発信していくためにも大阪市を残して欲しい」という方も。

とても忙しい時間帯。包丁で鮮魚を捌いている職人さんも殺気立っていることがあります。「住民投票⁈お前らどっちなんや!」と凄まれる場面もあり、恐る恐る「反対です…」と答えると「ワシも反対や!大阪市なくすとか考えられんわ!もっと頑張らんかい!」と激励を受けホッとする場面も。

維新の会は今頃になって「住民サービスは上がります」とか、「1兆1千億円の財政効果」などと吹聴しています。しかしこれは事実ではありません。

大阪市を廃止すれば、年間1,100億円、10年間で最大1兆1,409億円の「経済効果」が出るとの嘉悦学園の試算はまったくのデタラメです。大阪市の人口規模をまったく無視した上での試算だからです。彼らの言う通り、住民サービスが上がるなら、なぜ協定書にそう書かなかったのかということに尽きます。

大阪府・市の公式資料を使い、「二重行政の廃止」で浮くお金を計算すると、年間たった4千万円。逆に移行コストだけで241億円かかり、回収するのに600年かかると、森裕之・立命館大教授が指摘しています。大阪市の廃止には、なんのメリットもありません。

維新の会の狙いは、大阪府による大阪市の従属化です。カジノや高速道路などの巨大開発を誰にも邪魔されることなく推進するための手段です。必ず「反対」票を多数にしなければなりません。

 

【都構想共にカジノも去りぬ】

[活動報告]2020/10/22 更新

21日は弘法大師・空海和尚の月命日です。天王寺駅前にて、お参りに向かわれるみなさんに住民投票について訴えました。途中、女性の方が「他の方に渡すつもりでしたが、都構想に反対してほしいので清水さんにプレゼントします」と言って、かわいいイラストを下さいました。事務所に飾らせていただきます。

夕方は京橋駅前でカジノ問題を考える大阪ネットワークの宣伝に参加しました。

「都構想」の成長戦略のひとつがカジノIRですが、日経関西の調査では反対が52%、賛成が37%と、反対が半数を超えました。6月の調査から比べても反対と答える人が増えています。万博は半年間の開催であり、成功の見通しが立たないカジノIR誘致を前提に、夢洲の開発を進めることはやめるべき。それこそ負の遺産になるでしょう。

そして16日には、大阪市が廃止された際、新淀川区の区長がカジノIRの誘致に反対しても権限は知事にあり、事業が停止したりすることはないと松井一郎市長が記者会見で発言。ベイエリア開発に口出しできぬよう、大阪市の権限を弱体化するのが大阪市廃止の狙いだということをあけすけに語りました。民意がカジノ反対ならば、府と市が捻れるのは大いに結構です。

大阪市の廃止狙いが、カジノIRの誘致やベイエリア開発等にあることが鮮明になってきました。特別区民とされた旧大阪市民が、「カジノにNO」と言えない仕組みづくりです。カジノは誰かを不幸にしなければ成り立たない商売。みんなが笑顔になれる福祉や中小企業支援こそ行政の役割です。「都構想」とともにカジノ誘致も阻止しましょう。

 

【切り開いた情勢に確信もとう】

[活動報告]2020/10/21 更新

20日、野田阪神駅前での宣伝中に「今回の区割りが気に入らないので反対します」と言われる方がおられました。それも立派な反対理由のひとつです。賛成・反対が拮抗しているからこそ、ぜひとも投票に行っていただきたい。私たちはそのための情報提供に力を尽くします。「あなたの一票で大阪市の未来が決まります」と伝えました。

夜は6時30分から8時まで、都島交差点で宣伝しました。23名が参加して450枚の「大阪市をよくする会」の日刊ビラを配布することができました。大阪市の廃止に反対する「学者の会」の方々が発信するyoutube動画を観たという女性が、「賛成から反対に変わりました。頑張ってください」と激励してくださる嬉しい一幕も。

 

ビラを毎日つくるひと、ビラを毎日くばるひと、そして支援に来てくれる人びと。この間、賛成派多数という状況から接戦へ、みんなの力がひとつになって情勢を切り開いてきました。投票日まで希望を持って頑張ります。

【説明を尽くせば反対は広がります】

[活動報告]2020/10/21 更新

ABCテレビ・JX通信社の合同調査によると、大阪市廃止・特別区設置(都構想)に賛成が47.9%、反対が40.4%と、少し差が開いた模様。しかし、これは想定内。市内に強い地盤を持つ公明党が、山口那津男代表を来阪させるなどして賛否の分かれていた組織内の引き締めを図ったことにあると見られます。

ただ、日本経済新聞とテレビ大阪が16~18日に行った世論調査では、大阪市廃止・特別区設置(都構想)に賛成と答えた人は40%、反対は41%で拮抗しています。いずれにせよ、最後までもつれることになるでしょう。

私も連日、大阪市を廃止することのデメリットや市民サービス低下などのリスクについて、詳しくお話しています。まだ時間はあります。説明を尽くせば反対票は必ず増えます。最後まで頑張って、大阪市を守りましょう。(2020/10/20記)