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2014年2月アーカイブ

橋下徹大阪市長の辞職と出直し選挙について

[活動報告]2014/02/07 更新

本日、橋下徹大阪市長が市議会議長に辞職願を提出しました。法定協議会で自分たちの案が通らないことを理由に職を投げ出し、「大阪都の設計図をつくる」ことを6億円もの費用がかかる出直し選挙の争点に掲げるとしています。
「大阪都」にすることによって、当初彼らが捻出できると主張していた財政効果額がまやかしであったことが露呈し、二重行政解消の名で強行された住吉市民病院の廃止や赤バス廃止、水道福祉減免廃止、文楽や音楽団などへの補助金削減など、これまでの施策を見ても、およそ彼らのめざす市政運営の先に、「市民が主人公」の概念など毛頭ないということが実証されています。
よもやどのような「設計図」をつくろうとも、まともに市民生活を「組み立て」ることなどできません。潔く大阪都構想を撤回することこそ筋ではないでしょうか。
百歩譲って、あくまでも都構想に固執するのであれば、法定協議会でさらなる議論を重ね、異論を唱える議員を説得し、粘り強く協議をすすめること…です。そして、なぜ自分たちの案が優れているのか、議会の中で説明責任を十分に果たすことが必要でしょう。
その手順を放棄し、反対されたらすぐ選挙。主張が通らなければすぐ選挙。二元代表制や民主主義を否定し続け、まるで子どもがファミコンをリセットするように選挙を便利な道具とばかりに繰り返し行うことなど許されません。道理もなければ、大義もありません。
しかも今日になって橋下市長は、自分が再選されたら、「民意」なるものをタテに法定協議会のメンバーから、自民、民主系、共産の議員を外すと公言しています。法定協議会で否決に回った公明党をメンバーに残すことについても矛盾の極致ですが、首長の胸先三寸で賛成派ばかりの議員を囲い、協議をすすめる「設計図」なるものに、市民の付託なるものが存在すると言えるのでしょうか。
日本共産党大阪府委員会は、今回の橋下市長の辞職は破たんの末に追い込まれた破れかぶれ、民主主義否定の暴挙であると批判すると同時に、堺市長選挙で維新政治にノーを突きつけた時同様、広範な市民との共同の力によって、さらに橋下市長や維新の会に厳しい審判を下していくために全力を尽くす決意です。
「相手の土俵に乗るべきでない」「一人相撲を取らせて打撃を」「選挙になれば相手の思うつぼ」「ここは大人の対応で自民などに同調を」「選挙で勝たせてしまうとまた勢いづかせてしまうことになる」「これまで築き上げてきた共同の輪を崩す時ではない」「候補者立てたら今後は共産党を支持しません」など、市長選挙に候補者を擁立しないことを得策として、僕清水忠史のもとにたくさんのご意見が寄せられています。
一方で、「堂々と選挙での論戦を通じて彼らの欺瞞を暴いてほしい」「どうせ無投票になっても『都構想は信任された』となる。ならばたたかうべし」「ボイコットを呼びかける戦術が最後まで有権者の支持を得られるだろうか」「勝ち負けでなく、住民要求をつきつけるためにも候補者擁立を」「共産党が擁立しなくても、他人の立候補を阻止する権利はない。どうせ選挙が行われるのであれば、選択肢を増やすべき」など、擁立してたたかうべきだというご意見もあります。僕のツイッターやフェイスブックにお寄せいただいたコメントにつきましても、両論ございますが、しっかり受け止めさせていただいています。
今私から言えることは、現在、一部報道にみられるような、共産党大阪府委員会として独自候補を擁立することを決めたという事実はありません。また、「不戦論」を決断したという事実もございません。様々な意見を集約している段階です。決定次第記者会見で具体的方針を発表することになります。出直し選挙は3月9日もしくは16日になるとの報道もあります。具体的方針が決定するのを待たずとも、橋下市長の道理なき辞職や大阪都構想の嘘とペテンについて告発することは大いにできるわけです。各行政区でも、大阪都構想の問題点についての学習会が行われています。こうした活動を精力的に強めていくことが、いずれにしても橋下市長や維新の会をさらに追い込み、「大阪都構想」に痛打を与えていくことになると確信しています。ご一緒に頑張りましょう。