
11月28日、日本共産党国会議員団近畿ブロック事務所と近畿2府4県と福井県の各委員会が、関西電力本店へ赴き、世界一の集中立地点である福井県からの原発撤退と安全対策の抜本的強化を求めて交渉を行いました。吉井英勝衆議院議員も参加しました。
関西電力は定期検査で停止中の大飯原発3号、4号機の再稼働に向け、ストレステストの結果を経産省原子力・安全保安院にすでに提出しています。また、老朽化している美浜原発を運転開始から40年以上使用できる許可についても求めています。
しかし、これまで〃やらせ〃をしてきた保安院が規制機関として失格であることは明らかですし、何よりも、野田首相は福島原発事故の原因究明が「すべてのスタートの大前提」とわが党の志位委員長に国会で答弁しているのですから、事故原因の究明もなく、またまともな規制機関の検証もないまま、原発再稼働は認められるものではありません。
しかし、関電側はあくまでも政府から安全だと確認されたものについては再稼働していくという姿勢を崩しませんでした。
私たちは「事故時運転操作手順書」の公開についても要望しました。福島第一原発の「事故時運転操作手順書」の一部が公開され、東京電力には長時間の全電源喪失を想定していなかったことが明らかになっています。この点について関西電力からは、「全電源喪失を想定したものを作成した」との回答があったのみで、公開には難色を示しました。
また、関電が冬の10%節電要請をしていることについて、「正確で必要なデータを示し、その根拠を明らかにしたうえで利用者に理解と協力を得るべきだ」と要望しました。
この問題では、関電がオール電化の顧客などを対象にした「はぴeCard」を売り込む中で、ホームページ上で「電気を使ってポイントがたまる」と宣伝し、電気料金が割安になる時間帯を紹介し、電力使用増をあおる宣伝をしていることを指摘。その時間帯こそが利用者に節電を求める時間帯であるという矛盾を追及し、是正するよう求めました。http://www.hapiepoint.com/point/denki.html
吉井英勝衆議院議員からは、「活断層付近での原発立地を禁じている他国と比べてもあまりに危機感がない。原発事故の原因は津波だけでなく、地震によって外部電源を得ることができなかったことを重く受け止めるべきだ」と述べ、津波対策さえ講じれば、あとは安全であり再稼働できるという関電の主張をあらためて批判しました。
京都、大阪などの大都市は原発から100キロ圏内にあり、琵琶湖からは30キロしか離れていません。重大事故が起これば被害の甚大さは計り知れないのですから、今こそ撤退を決断したうえで安全対策を強化することが必要です。これからも粘り強く求めてまいります。


















