活動報告

【住民投票を終えて ①】

[活動報告]2020/11/04 更新
どうやらNHKは、今回の住民投票の対決構図を「維新vs自民」として描きたいようです。ニュースを見ていてそう思いました。
確かに大阪の自民党は奮闘しましたが、コロナ禍、吉村人気、公明の寝返り、市役所ぐるみ選挙など、極めて不利な条件のもと、再び「都構想」を否決できたのは「大阪市を守りたい」と願う市民のみなさん一人ひとりが立ち上がった結果であり、政党は主役ではありせん。正確な分析と報道を求めます。
また、開票後にSNS上で「ジジババの意見ばかり通り過ぎ!」とか、「老人から選挙権を取り上げろ!」などと発信しているのを見て、暗澹たる気持ちになりました。これも維新の会により分断と対立で傷つけられてしまった市民の中にある後遺症でしょうか。
確かに今回の住民投票でも、「都構想」に反対した70代以上のひとは多いのですが、若い年代に反対がないわけではなく、むしろ10代・20代では賛否が拮抗しています。そして、あらゆる年代で前回よりも賛成は減っているのです。
投票結果の分析を安易に〃世代間の対立〃に解消せず、それぞれの年代における現状の認識と将来への要望を掴むことが大切ではないでしょうか。
投票権剥奪の主張は民主主義の否定であり、まったくの暴論です。厳しく糾弾したいと思います。(2020/11/3記)