活動報告

【高速道路事業を調査】

[活動報告]2020/08/31 更新

21日、高速道路淀川左岸線二期事業の視察調査を武田良介参議院議員、地域住民の方々ととともに行いました。

大阪市の福島区〜北区にある淀川堤防に高速道路を埋め込み、トンネル方式で走らせる前例のない事業であり、環境面や安全面で多くの問題が指摘されています。

現在は仮堤防を設置し、地盤改良工事等が行われています。大阪市の松井一郎市長は、万博会場に向かうアクセス道路として活用するため、2026年度末開通予定のこの事業を2年前倒しで供用できるようにと号令をかけました。安全面を無視したあまりに無謀な計画です。

現場視察後の懇談では、大阪市建設局、阪神高速株式会社、国土交通省近畿地方整備局から工事の進捗状況を聞き取り、地域から寄せられている振動や騒音等の苦情について適切に対応することや、生活道路の安全対策と地域環境の保全を求めました。

大阪市からは「ご迷惑をおかけしていることは承知している。今後も住民のみなさんの立場で取り組んでいきたい」との回答が寄せられました。

今年4月の決算委員会で私が国会で質問し、阪急電鉄との交差部の詳細設計が変更されたことが判明しました。災害時に住民の命を守る堤防に、どのような影響を及ぼすのか検証する必要があります。

引き続き、武田良介参議院議員とともに、国会でも取り上げていきます。(2020/8/21記)