活動報告

【あたらめて、水について考える】

[活動報告]2019/12/09 更新

12月6日、佐々木はじめ国土交通大臣政務官に対し、超党派「水制度改革議員連盟」として水循環基本計画見直しに関する提言書を提出しました。

提言書は国に対し、「SDG s17ゴール」の観点に立って、健全な水循環施策の推進や、地下水の適正な利用に関して合意形成の努力を求める等の内容となっています。

日本共産党は、地下水脈の可視化のための研究や調査の必要性、それに伴う専門家の育成を求めると共に、ダムに頼らない治水・利水等の必要性を主張し、河川掘削や堤防強化による防災対策の強化を、提言書に反映することを提案してきました。

この度、ペシャワール会の中村哲さんがアフガニスタンで銃撃にあい、亡くなられました。突然のことであり、社会に大きな衝撃と深い悲しみをもたらしています。心よりご冥福をお祈りいたします。

報道によると襲撃されたのは灌漑用水事業の進行を確認に行く途中だったと伝えられています。中村さんは、清潔な水がなくコレラなどの感染症に苦しむ人々のため、井戸や灌漑(かんがい)設備の設置にも力を入れておられました。

私は、中村さんが銃撃された背景について詳しく承知していないのですが、先月に来日したローマ教皇が、天皇との会談で「次の戦争は水の戦争とも言われています」と述べていたことを思い出しました。

清潔な飲料水や生活用水は私たちの暮らしに欠かすことができません。また、農業用水や工業用水についても同様です。豊富な水資源に恵まれたこの日本で、健全な水循環について考えることが大切ではないでしょうか。(2019/12/6記)

画像に含まれている可能性があるもの:4人、、スマイル、立ってる(複数の人)、スーツ
画像に含まれている可能性があるもの:3人、座ってる(複数の人)、室内