活動報告

久里浜医療センター視察

[活動報告]2017/09/04 更新

ギャンブル依存症患者の治療に取り組んでいる、神奈川県横須賀市にある独立行政法人・久里浜医療センターを参議院議員の田村智子党副委員長、しまづ幸広衆議院議員、池内さおり衆議院議員秘書とともに視察しました。

ギャンブル依存症に関する医学やそれを生み出している社会的背景、治療法やリハビリなどについて院長先生や臨床心理士の先生方から説明を受けました。

この病院では外来でのカウンセリングや治療に加え、二ヶ月間入院してもらい、ギャンブルへの衝動を抑える治療も行われています。しかし、医療機関に結びつく依存症患者は氷山の一角です。

専門性を要するギャンブル依存症に対応できる治療機関や、医師・専門家が圧倒的に不足しているのが現状です。回復を支援する民間団体への援助も極めて不十分なままです。

多くの国民が反対しているカジノIRの推進を前提とした申し訳程度の対策ではなく、ギャンブル依存症そのものを予防・治療していくための体制を強化することが求められています。(8月25日)