活動報告

「冤罪をなくす!被害者を救済する!」法務委員・清水の使命です

[活動報告]2015/12/05 更新

12月4日、3ヶ月ぶりに開かれた衆議院法務委員会。冒頭、臨時国会を開催しない安倍内閣の姿勢を批判した上で、閉会中に検察の即時抗告(裁判のやり直しは認めない)を棄却し、再審開始決定と被告二人の刑の執行停止を求めた東住吉事件の高裁判決を取り上げました。

この事件で、被告人を保険金目的の放火による殺人罪で起訴した唯一の証拠は「自白」のみでした。そもそも自白通りに放火することが非科学的であったことに加え、再審請求を進める中、確定審では出てこなかった警察での取り調べメモや録音テープが新証拠として開示され、暴力的な取り調べが明らかにされる中、自白の信用性が崩されました。

冤罪を根絶するには、証拠の全面開示と、取り調べの完全可視化が必要です。大臣や警察庁の官僚的な答弁に怒りを感じながら、20年間も拘束されたお二人の思いをぶつけました。

質疑終了後、岩城法務大臣から「いろいろ大切な話をありがとう」と声をかけられたことが救いでした。引き続き、冤罪や誤判を繰り返す、日本の刑事司法制度を改善するために奮闘する決意です。