活動報告

盗聴法の拡大は危険だ!参考人質疑で明らかに!

[活動報告]2015/07/29 更新

衆議院法務委員会に参考人として出席いただいた山下幸夫弁護士、長澤彰弁護士、緒方靖夫さんと記念撮影しました。他に、田中清隆弁護士と川出敏裕東大大学院教授が参考人として出席されました。

盗聴法の大改悪をテーマに行われた意見陳述悪と質疑の中で、山下幸夫さんは、通話記録を暗号化し、警察署内に伝送することは、これまでの第三者の立会人の代替となるものではなく、警察による盗聴の濫用を防ぐことができないことについて、長澤彰さんは、盗聴法が「通信の秘密を侵してはならない」と規定している憲法21条に違反していること、そもそも盗聴という捜査手法によって必ずしも組織の首謀者を検挙できるとは限らないことなどについて詳しく述べられ、与野党各委員は真剣な面持ちで聞き入りました。

盗聴事件の被害者として出席した緒方靖夫さん(当時共産党国際部長)は、「裁判所も法務省も認めた私の盗聴事件について、いまだに警察は認めようとしていません。そんな警察を信用することができるでしょうか。警察に盗聴の自由を与えると、ここにおられる国会議員のみなさんも盗聴の対象とされる危険性が高まります。ぜひここで歯止めをかけてください」と、盗聴法の大改悪に反対する意見を表明しました。